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    【シニアの生活】 NO,4 =人生の終末をどう考えるか

    人間にとって死は最も重要なことであります。自己の存在が消滅するのですから最大に恐ろしいことでもあります。そのため死の話をすることを人は皆忌み嫌います。それは皆が死の恐怖を抱えているからであります。死は早かれ遅かれすべての人間に平等に訪れます。不幸にして若くして病気で亡くなったり、交通事故などで突然亡くなったりすることもありますが、多くは一定の年齢を越え老化と共に死が訪れます。

    老化が進むと体の機能が衰えるため病気にも罹りやすくなります。病気が進んできたり、また不治の病などと告げられると人は否応なしに死を意識することとなります。病気に罹らなくても高齢者になると、程度の差はあれ死ということについて考えるようになってきます。でも死が避けられないことは皆知覚しております。避けられないことは知覚していても死を(見たくない、考えたくない)と思うのは人情です。でもいつかは必ずやってきます。

    誰も死というものを体験することが出来ないので何とも言えませんが、死ぬ前のある期間、人は死の恐怖におののきながら終末を迎えるという話を聞くことがあります。健康体のまま老衰で死を迎える人は一握りでかもしれません。ほとんどん人が何らかの病気を患って死を迎えるのでしょう。病気そのものも大変な苦しみでありましょう。しかし肉体の苦しみは薬などで何とか逃れられるかもしれません。心の苦しみはそうはいかないでしょう。死の恐怖に苦しみながら終末を迎えることになるかもしれません。

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    世の多くの人がそうであるように、社会において出世やお金持ちになることや充実した家庭生活を送ることなどを目標に何の疑いもなく生きていると思います。 このような生き方が間違っているなどと言うつもりはなく、むしろこれがまともだろうと思います。 しかし 「一生を通して自分は何も悪いことはしてこなかった。まっとうに生きてきたのに何故こんなにも苦しまなければならないのだろうか。」 と死をまぢかにして悶絶することもあるという話を聞きます。 自分がそのような思いに苦しむのかどうかは、その時にならなければ誰にもわかりません。

    人はさまざまな感情と共に生きています。 虚栄、闘争心、自尊心、羞恥心、羨望、嫉妬、欲望、執着 などなど、意識するしないにかかわらず誰もがこれらを包含しながら生きています。 時としてこれらの感情に引きずられて自分ではそれと気づかないまま、あらぬ方向へ向かってしまうこともあるでしょう。

    ナースの方からこんな話を聞いたことがあります。 死を前にした患者さんはしっかり自分の人生を振り返るのだそうです。 患者さんが語る後悔の念で一番多いのは 「自分自身に忠実に生きれば良かった」 という言葉だそうです。私もその気持ちが分かるような気がします。一生懸命に生きてきたからと言って、それが果たして自分自身に忠実であったかどうかは分かりません。 人間は我執にとらわれやすいものです。

    「自分自身に忠実に生きれば良かった」 という思いは、名だたる聖職者であろうが又どんな賢人であろうが、死を前にしては誰しもが持つ感情ではないでしょうか。自分自身に忠実に生きられればそれに勝るものはないということは、皆頭では分かっております。しかし人は我執にとらわれて生きるのが常であり、自分に忠実に生きることは非常に難しいことです。 そう考えると、もし過去において 「自分自身に忠実に生きてきた」 という実感を持つ人の場合は、死への恐怖が緩和されるのではなかろうかと想像します。

    では 「自分自身に忠実に生きる」 ということはどういうことでしょうか。私はこう思います。人間も自然界の中の生き物です。 「自分自身に忠実に生きる」 と言うことは、自然と一体化して生きるということではないでしょうか。世界には過去さまざまな哲学や宗教が発生し人類の救済を叫んできましたが、古代より現代に至るまで争いは絶えず、その目的を達することは難しいのが現実です。

    「自然と同化して生きる」 という念を絶えず持ち続けて生きていくこと、言わば自然体で生きることが他を傷つけることも少なく、自分も救われる道ではなかろうかと思われるのです。死を前にしたとき 「自分は自然と一体なのだ」 と悟ることで救われるように思えます。誰にでも死と向き合う時が一度は必ずやって来ます。 死も自然のかたちであり、正面から死を受け入れることが自然と同化することであり、人が救われる道ではないかと思うのです。

    人間は生きている限り成長し続けます。自然との同化が人間の最後の成長と言えるでしょう。自然に還ることを念ずることにより、死を乗り越え最終局面において生涯の幸せを得ることが出来るように思われます。

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