【シニアの生活】 NO,1 =自分を甘やかさない=

    人は生まれたその時から死に向かって歩んでいきます。中には何らかの事故や病気で不幸にして早世される方もおられますが、多くの人が今のこの長寿社会を歩み続けております。いま日本では100歳を超える方々が約4万人おられます。

    人は成人して老年と云われる年齢に達するまで、営々と働きながら生きてきます。そして60歳や65歳位で現役を離れるころになると長い間仕事をしてきたので「もうこれからはのんびりと好きなことをしながら生きて行こう」などと多くな人が考えます。

    しかし、このような気持ちこそが「くせ者」です。このような気持ちになった時、誰でも自分自身に対して「もう歳だから」と云った「甘え」の気持ちが芽生えてくるのではないでしょうか。そしてその「甘え」の気持ちが自分の生きる力を弱めることになるのでないかと思います。

    「好きなことをして暮らそう」と言っても、よほど何か好きなことに対する強い執念を持っていないと、後からそのことが面倒になり、好きなことが好きではなくなくなったりします。なぜならそれが仕事ではないからです。人間は仕事のように一定の何らかの制約が無ければ、意欲を持ち続けることはむずかしいと思います。収入を得る仕事でなくてもボランティアでもしかりです。「甘え」の気持ちが、趣味の世界においてさえもそれを成就させることは出来ません。

    「甘え」の気持ちは日常生活の随所に表れてきます。例えば、棚の上にあるテレビのリモコンをを取る場合でも近くに誰かがいればその人に頼んでしまう。もっとひどいことになると、リモコンを取ってもらうために誰かが部屋に入ってくるのも待っている。等と云ったことになりかねません。体を動かすのが億劫になるのです。

    人間はもともと、できることなら怠惰でおりたいと思うものです。ちょっとした日常の「甘え」の積み重ねが、自分の心も体も弱らせていくのではないでしょうか。

    現役を降りるということは、生きる形が変わるという事だけであり、何も楽になるわけではありません。言うまでもなく人生に苦楽はつきものです。現役を外れれば、今までとは違うもっと苦しくなることもあるかもしれません。

    「楽」をすることが決して「楽」ではありません。「寿命が尽きるまで延々と自分と戦っていく」この気持ちが心にハリを持たせ、老年になってからも自分に生き甲斐をもたらすことが出来るのではないでしょうか。
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    ジャンル : ライフ

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