【シニアの生活】=NO,16  自分にまつわる情報を遮断しない

    コウケヤリ

    人は日常茶飯事何らかの情報に囲まれながら生活しています。情報の洪水の中で暮らしていると言っても過言では無いでしょう。人生を長く経験してくると、自分の心の対処方法が器用になってきます。聞きたくない見たくない情報は器用に心から遮断することができるようになります。

    情報を自分の身に受け入れると言うことは、それにより嫌な感情をも呼び覚まされたり、過去に整理したつもりのことまで、新たにまた考える始めなければならないなどと言ったことも生じます。考えることはそれなりの労力を必要とし多少の苦痛も伴うでしょうし、場合によっては苦しみをも呼び寄せることさえあります。

    仕事から完全に離れ歳をとるにしたがって、多くの人が自分にとって嫌な情報は無意識のうちに排除していくようにも見受けられます。老化現象の一つとして(人の話を聞かない、頑固になる)などと言ったことはよく言われますが、(嫌なことは耳に入らないように)と言った訓練もできてくるようです。無意識のうちに心に鎧を着せてしまっているのではないでしょうか。

    長い間生きてきて十分苦労もしてきたのだから、余計な苦労はしたくない、余計なことは考えたくない、と言うのも人情でしょう。高齢者になればなるほどこの傾向は強くなるのでしょう。そうなると「歳だから」と理屈をつけて、すべての情報を遠ざけようとします。これも怠惰の一つではないかと思うのです。歳をとったら怠惰であっていいという理由はどこにも無く、また自分にとって嫌な情報は避けながら生きて行こうと思っても、それが幸せな人生を送ることにつながるようには思えません。

    精神の怠惰は精神の老化を早めるでしょうし、精神の老化は肉体の老化につながるでしょう。最も精神を活性化させるものは仕事なのでしょう。しかし仕事をしたくてもそうは簡単には行かないでしょうから、仕事に代わるものとして、聞き飽きたことかもしれませんが(読書・音楽・絵・自然とのふれあい・人との交流)などに積極的に取り組み、自己の精神を枯らさないようにすることがどうしても必要に思われます。

    人は皆「老」に向かって歩んでおります。「老化」というのは人間にとっての苦しみの一つです。情報を遮断し世捨て人のように生きることも一つの生き方かもしれませんが、それは逆に「老化」という苦痛を強めることになるような気がします。
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