【シニアの生活】=NO,9  過去に引きずられない

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    巷の話でよく 「現役中はあんなにバリバリだった人が、定年退職した後はもぬけの殻のようになった」 とか、「べったりと奥さんにくっついて(濡れ落ち葉)になった」 などと言う話を聞くことがあります。そのような話を聞くと、どうしようもなく侘びしさを感じざるを得ません。

    定年を迎え現役時代の仕事や仕事の仲間達から離れると、空虚な気持ちを味わうことも多いでしょう。また過去の生き方・仕事の仕方に対して、ああすれば良かったこうすれば良かったなどと、多くの人が述懐の気持ちを持っているのではないでしょうか。

    現役中は、皆生活がかかっておりますのでその現実生活のインパクトが強く、現役を離れた上でもなかなかそのインパクトから離れられないのではないでしょうか。
    そのため定年後に新しく何かを始めようとしても、過去のインパクトが胸一杯に充満しており、いつも過去に目が行ってしまう。そうして過去の自分を基準に過去に引きずられながら生きて行くことになってしまうと思うのです。

    現代は人生80年~90年の時代です。通俗な話とは言え、定年後をどう生きるかは人間にとって重大なる問題であります。過去に引きずられながら生きていくことは、いかに現役中に成功を収めたといえども、一生にとっては失敗の人生と言うことになるのではないでしょうか。

    第2の人生を全うするには過去との決別が必要だと思います。もちろん現役時代の仕事のつながりで第2の人生を歩むことも大いに結構でしょう。現役時代の豊富な経験を、第2の人生に生かすことで一生を充実させていくことができれば、それにこしたことはないでしょう。でも現役を離れたとき、自分を取り巻く世界は一変するわけですから、同じ仕事であれまったく新しい気持ちと覚悟で生きていくことが肝心かと思います。

    過去に引きずられないようにする一つの方法として、まず自分の原点に返り「己は何者ぞ!」と自己に問いかけ、深く自分を見つめることから始めることで、何かが見えてくるのではないでしょうか。そして本来の自分の性分に沿った生き方を追求することが、きびしくとも意味ある人生を送ることができるのではないかと思います。

    定年後は特段何をするというのでもなくのんびりと暮らしたいと思う人も多いでしょう。のんびり生活すると言うことは、それとともに喜怒哀楽も少なくなると言うことでしょう。喜怒哀楽は人が生きている証でもあります。定年後の(20年~30年)をそのようにして生きることで充足感を感じられるのであれば、それはそれで結構でしょう。しかしそのような生き方の場合でも、過去の自分をのりこえて真の自分を見つめ生きることの意味を考えながら、のんびり生きていくことでそれなりに有意義な人生と言えるのではないでしょうか。
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