【社会】  尖閣問題と日本人の気持ち

    尖閣


    =尖閣諸島問題について今後我々はどのように対処して行くのか=

    今私たちは尖閣問題についてどう対処したら良いものか、多くの人が思いを巡らしているのではないだろうか。「あの島に完全武装した自衛隊を置き、少しでも領海侵犯をするよう船があったら武力を行使してでも即刻逮捕する。」このような行動を取ることが出来れば気持ちもすっきりするのだろうが、これは明らかに戦争を惹起することでありこのような行動は取れない。かと言って「手をこまねいていたのでは、ひょっとしたらこの島を取られてしまうかもしれない。」と言った不安もある。このように何ともすっきりしない、もやもやした気持ちを持っている人が多いのではないだろうか。

    人間は感情の動物です。かと言って、感情をむき出しに生きることは出来ないので、意識するしないに関わらず日々妥協を続けながら生きております。どんなに我儘な人だと言われる人でも、どこかで妥協しながら生きております。しかし、時として理屈では分かっていてもそれを超える感情の強さが争いを引き起こしてしまいます。これは国家の場合も同じことが言えます。
    残念ながら、歴史が証左するように世にトラブルの無い世界はなく、現にイスラム地域においては絶えず争いがつづいております。

    争いを続けている国の大多数の人々は、何とかこの争いを終わらせたいと内心では祈っていることでしょう。しかし理性を越えた報復の連鎖で、争いを終えることが出来ないのが現状です。また国家間の争いの原因の多くが領土問題であり、領土問題は強くナショナリズムを刺激します。

    領土問題は国家の主権にかかわる問題であり、たとえ僅かな領土と雖も頑として護らなければならない。
    個人間でも昔から土地境界の問題は争いごとの元となりました。土地は人間存在の基盤であり、その所有物を僅かでも脅かされることは、自分の存在を否定されたように感じるのではないだろうか。そのためお互いに(こんなわずかな領土などで争うことは理に合わない)と理性では解っていても、感情的にはどうしても後に引くことが出来ない。

    尖閣問題は日本・中国共に一歩も後に引くことはないでしょう。尖閣諸島は日本が実効支配している。今ここで(自衛隊を常駐させる)などと言った行動を日本が取った場合、先方がどんな対抗措置に出るか全く予想はつかない。

    よく、(こちらが強く出れることにより先方を牽制することが出来る)などと言う考え方をする人がいます。現に今の日本ではその考え方を取らないのは弱腰だとの雰囲気があります。しかしこれは間違いです。相手国を刺激することは相手国民を刺激することです。仮に国民が暴徒化した場合、政府が如何に理性的に対処しようとも何が起こるかは誰も保証できない。そこで偶発的な発砲事件などが起これば、これをきっかけに自ら応酬の連鎖に引き込まれることとなります。そしてこれが戦争に繋がって行く。
    人間はこのように愚かな性分を持ち合わせているものです。

    尖閣問題については長い長い時間がかかるかもしれませんが、いま性急に解決を求めるべきではないと思います。
    両国とも尖閣諸島を今すぐに解決しなければならないほどの困窮は無いと思います。これが争いごとの種で無くなるのが100年かかるか200年かかるかは分かりませんが、いまは棚上げしておくことがもっとも利口な方法だと思います。

    かと言っていつ何時不測の事態が発生しないと言う保証はないので、それに対応できる程の防衛体制は整えておくことが必要であり、又我々国民も平和ボケとそしられ無いように、有事の事態もあり得ることをきちんと認識し毅然とした覚悟の気持ちを持ち続けることが必要だと思います。挑発をするのでもなく挑発に乗るのでもなく、国民全員が毅然とした意志を持ち続けることが、不要な争いを避けるとともに国民の利益を守ることになると思います。
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