(048) 自分の過去と決別する

    人はだれでも多くの過去を背負っている。徳川家康の遺訓「人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くが如し・・・」* とはよく言ったものだ。過去の中には思い出して楽しくなるものもあるだろうが、逆に思い出すと暗い気持ちのなる過去や怒りがこみ上げてくる過去、自分の至らなさに後悔する過去、など様々であろう。

    また人は、自分の過去を体中に溜め込んで今の生活を送っている。そのため、時にはその過去に強く引きずられため、気持ちがネガティブになり、なかなか前へ進むことが出来ない。これでは自分が変化することなど思いの外である。新しいことに挑戦しようとしても、真から気持ちを入れて取り組むことが出来ない。

    それではと、過去を忘れようと思っても絶対に忘れることは不可能である。過去は永久に消えない。
              『過去と決別する』
    過去に経験した色々な状態を消去することは不可能だし、また心のなかに延々と残っている過去の感情はそのままに置いておきながら、過去と決別する気持ちをはっきりと意識することが肝心であろうと思う。今の自分、今の環境「今」に執念深くこだわり、その上でこの先の自分を見つめながら、少しずつ切り開いて行くことではなかろうか。

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    *【参考】この遺訓は、本当は徳川家康のものではなく、徳川光圀のものであると言われている。



    ヘンドリック・アーフェルカンプ(冬景色-s-04) 
    オランダの画家「ヘンドリック・アーフェルカンプ(1585年~1634年):冬景色-04」





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    過去は遺産にも

    過去は消して新しく道を切り開いて生きたいと、特に年を重ねると感じます。若い時分はそれが可能な環境でもあるし、勇気も湧きます。

    過去の蓄積で今の自分が存在し家族や仕事や立場が確立している部分があるので、簡単には振り切る事が出来なくなります。遺産でもありますから。

    仕事も家族も背負った世代で、いかに今の自分と決別できるか、それは出来る範囲が狭められますが、
    その中で新しい生き方を見つけるられるかチャレンジする事になります。
    今までのプライドやプライベートな付き合いが対象になるようですね。
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