(033) 「計画された偶然性」でチャンスを掴む

    「計画された偶発性理論」(Planned Happenstance Theory)というものがある。これは、米スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が提唱したキャリア理論で、個人のキャリア形成は予期せぬ偶発的な出来事に大きく影響されるものであり、その偶然に対して最善を尽くし、より積極的な対応を積み重ねることによってステップアップできるという考え方である。

    昨今は昔と違って転職する人も多く、よくキャリア形成の話を耳にするようになった。キャリア形成とは、「なりたい自分」をかかげ、それを叶えて行くためのプロセスを言う。とは言っても、計画通りに進まないのが現実である。特に変化の激しい現代においては、あらかじめ計画したキャリアに固執しすぎたりすると、逆にうまくいかないことだってあるだろう。

    クランボルツ教授は「個人のキャリアの8割は、予想しない偶発的なことによって決定される。」と言っている。 この理論は、「個人のキャリア形成をもっと幅広くとらえ、その偶然を積極的に利用し、これを最大限に活用しよう。」と言っているのである。これを実践するために必要な行動指針として、クランボルツ教授は次の5つを挙げている。
       「好奇心」 「持続性」 「楽観性」 「柔軟性」 「冒険心」

    偶然な出来事を誘発させるためには、まずは行動を起こすことが必要である。あまりがんじがらめに考えずに、漠然と将来起きてほしい偶然の出来事を想い描き、その方向性を考えながら行動を起こしてみる。好奇心にもとづいて、学んだり、探し求めたりしながら、新たな「偶然」が自分に舞い込んでくるように仕向けていく。いつも心にアンテナを張っていれば、直接は関係のない仕事などからも「偶然」に出くわすこともあるかもしれない。興味のあることとか、自分を試してみたい何かがあれば、積極的にそこへ飛び込んでみる。また、それに関係あるような仲間を作っていく。

    (この理論ではこのようなことが考えられるのではないだろうか)と、自分なりに考えてみた。
    どうしても今の仕事に行き詰まっているとか、定年間近で次の仕事を模索中の人などは、この理論も考慮の一つに入れておいても良いかもしれない。それなりのスキルを持っているとか、そうでなければ今までに培ったキャリアを活かすことを考えた上で、行動することが大切なように思う。

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    セルヒーイ・ヴァスィリキーウシクィイ (Sergiy Vasylkivskiy- Vesnianyi)
    (1854年~1917年)ウクライナの画家









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    テーマ : 生きること
    ジャンル : 心と身体

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    これは、転職の薦めとも受け止められます。サラリーマンは家族連れでは重い決断になり大変です。

    マネジメント層は職場で横断的な自由な雰囲気を作って、クルーにモチベーションを創出させていくのが第一歩でしょう。

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