(027) 人は多分に虚栄で動いている

    「あの人は虚栄心のかたまりだ。」などと、虚栄心という言葉はほどんど悪い意味で使われる。虚栄心は人間であれば程度の差こそあれ、誰でも無意識の内に持っている。虚栄心の裏側には(人から賞賛されたい、人から尊重されたい、人より上位に立ちたい、名声を得たい)などといった気持ちが働いている。要は自分を良く見せたいという気持ちからくるものである。

    また劣等感が強ければ強いほど、虚栄心も強くなるようだ。虚栄心が強すぎて異常なまでに他人の目を気したり、不安になったり、それを人に悟られないように隠すのに必死なったり、とすることもあるようだ。虚栄心が強ければ強いほど、その本人は苦しさをも抱え込んでいるのだろう。虚栄心の「虚」はむなしいという意味である。「頭ではそのことが分かっていても、自分の気持ちを変えることができない。」といったところか。

    しかし、虚栄心が何もかも悪いと言ったものだろうか。ちょっと洒落っ気のある服装にしてみたり、ちょっと気取ってみせたり、と軽い虚栄心ははた目にも可愛いものである。また虚栄心が社会的に名声を得たり富を得たりする原動力になることもある。それに対して努力する強い意志力を培うこともある。

    「虚栄心を持つということは、今の自分が満たされていない。」ことが深層心理に横たわっているからであろうが、これを乗り越えるのは容易なことではない。(そのままの自分をそのまま自分で認める)ことで解消されるのだろうが、これもまた難しいことである。しかし虚栄心で苦しむようであれば、 たまにはじっくりと自分の心を振り返ってみて、「虚栄心とは何だろう?」と、自分なりにあらためて考えてみることも必要ではないだろうか。

    ------ これは心の問題の一つであり、人それぞれに考えもあるだろう。-------

    ウジェーヌガリエン-Laloue(1854-1941)-04 
    ウジェーヌ・ガリエン ・Laloue






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