(024) 『おしなべて物を思はぬ人にさへ 心をつくる秋の初風』

    『おしなべて物を思はぬ人にさへ 心をつくる秋の初風』 
    これは「新古今和歌集」から、私の好きな「西行」が詠んだ歌である。

    日本列島は、近年災害列島の様相を呈しており、ゆっくり詩歌など味わう状況にはないだろう。 とは言え、雨風もおさまりふと空を眺めてみると、つい先ごろとは違った秋の空がゆっくりとたなびいている。

    この歌は(自然の情趣に感じ入り、それを味わう心を持たないような人でさえ、秋は物思いに誘われるような季節である。)と言っているのだろうが、現代に生活する人々は皆がこうではないかと思えてくる。とくに都会では空を眺めたり、そよ風を感じたりすることも容易ではなく、秋を感じ物思いに耽るなど、もはや想像さえできないのかもしれない。

    時に、このような気分をじっくりと味わうことができれば、少しは豊かな心を取り戻せるような気がする。悩める人も、物思いに耽るような気持ちも持てることで、逆に救われるようにも思えるのだが。

    シスレー(05) 
    アルフレッド・シスレー









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    ジャンル : 心と身体

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